ゲーム文化保存研究所(IGCC)とは、ゲーム文化を未来へ伝えるべく、黎明期のゲーム文化を保存・研究し、新しいゲーム文化を創出することを理念に活動している団体となります。
日本のゲーム産業の原動力はゲームメーカーだけでなく、オペレータやクリエイター、そしてゲームプレーヤー自身にもあると考えています。発信するゲームメーカーやクリエイター、そしてそれを受信するプレーヤーによって、日々、ゲーム産業に多様な流れが生み出され、新しいゲーム文化が形成されています。私たちは、そんなゲーム文化を「未来への遺産」ととらえ、保存・公開する目的で活動しています。
未来を知り、未来を創造するために、ゲーム文化の歴史を正確に調査し、それを公開することによってゲーム文化を保存していきたいと考えております。
特に黎明期のゲーム業界を牽引してきた歴代のクリエイターやゲームメーカーの功績に着目し、研究・発表をしていく予定です。大ヒットしたゲームの中心となるアイデアとは何だったのか?それらはどのように産出され、それらがどう進化したのか?このことをあらゆる視点から考察することによって、より面白いゲームやコンテンツを創る一助になるような取り組みを行っています。

世界のゲーム市場を動かしている日本のゲーム産業で,その原動力はゲームメーカーだけではなく,オペレータやクリエイター,そしてゲームプレーヤー自身の経験の蓄積によって生まれている.発信するゲームメーカーやクリエイター,そしてそれを受信するプレイヤーによって構成されるゲーム文化を「未来への遺産」ととらえ,保存・公開する目的で,2016年10月にゲーム文化保存研究所を設立し,活動を行ってきた.2018年度からは,YouTube チャンネルを活用してゲーム文化の蓄積をコンテンツとして定期的に放送している.なお,本プロジェクトは,米国Computer History Museum と共同で“Museum of Games”設立を目標に進めている.

このようなサブカルチャーと,技術を融合し,実践的に実験を積極的に行っている.2009年,ネットワークを活用した新しいモータースポーツエンタテインメントの創造をテーマに 世界最大規模のアマチュアレースイベントであるK4-GP を実証実験の場としてIntel, 日経トレンディ,パナソニックらと共に K4-GP Sepang 24 Hours Enduranceに参戦している.また,年に2回行われる K4-GP Enduranceでは,毎回テーマを持って参戦し,実証実験を行ってきた.